薄白(読み)うすじろ

精選版 日本国語大辞典 「薄白」の意味・読み・例文・類語

うす‐じろ【薄白】

〘名〙 美濃国山県郡伊自良村より産出された紙。
蔭凉軒日録‐文明一九年(1487)五月六日「薄白十貼被之」
御湯殿上日記‐明応六年(1497)三月一七日「いしらよりうすしろ五十てうまいる」

うす‐じろ・い【薄白】

〘形口〙 うすじろ・し 〘形ク〙 いくらか白い。ぼんやりと白い。白っぽい感じである。
※類従本讚岐典侍(1108頃)下「尾花のうすしろく成て」

うす‐はく【薄白】

〘名〙 薄くすいた白紙
親元日記‐文明一三年(1481)一二月一五日「薄白十帖、花園へ進之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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