薄舞(読み)ウスマイ

デジタル大辞泉 「薄舞」の意味・読み・例文・類語

うす‐まい〔‐まひ〕【薄舞】

江戸時代丹波の山本地方などで生産された刻みタバコ薄味芳香が強く、薩摩国府こくぶタバコに次ぐ上質のものとされた。

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精選版 日本国語大辞典 「薄舞」の意味・読み・例文・類語

うす‐まい‥まひ【薄舞】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、丹波国山本で産した上等のきざみたばこ。薩摩国産の国分たばこに次ぐものとされた。味は薄いが、芳香は強い。
    1. [初出の実例]「うす前へおもしをかける三会目」(出典:雑俳・柳多留‐二一(1786))

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