薄霞(読み)ウスガスミ

デジタル大辞泉 「薄霞」の意味・読み・例文・類語

うす‐がすみ【薄×霞】

薄くかかった霞。 春》「春なれや名もなき山の―/芭蕉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薄霞」の意味・読み・例文・類語

うす‐がすみ【薄霞】

  1. 〘 名詞 〙 薄くかかったかすみ。また、かすみが薄くかかるさま。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「うす霞にくもりたる月影、さやかにはあらぬしも」(出典:承応版狭衣物語(1069‐77頃か)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android