薄霞(読み)ウスガスミ

デジタル大辞泉 「薄霞」の意味・読み・例文・類語

うす‐がすみ【薄×霞】

薄くかかった霞。 春》「春なれや名もなき山の―/芭蕉

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精選版 日本国語大辞典 「薄霞」の意味・読み・例文・類語

うす‐がすみ【薄霞】

〘名〙 薄くかかったかすみ。また、かすみが薄くかかるさま。《季・春》
※承応版狭衣物語(1069‐77頃か)四「うす霞にくもりたる月影、さやかにはあらぬしも」

うす‐がす・む【薄霞】

〘自マ四〙 かすみが薄くかかる。ぼんやりとかすむ。
夫木(1310頃)一五「思ひあへずしぐれにけりな立田山うすがすみゆく秋のむらくも〈藤原為家〉」

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