薤露(読み)カイロ

デジタル大辞泉 「薤露」の意味・読み・例文・類語

かい‐ろ【×薤露】

にらの葉の上に置く露は消えやすいところから》人の世のはかないことや、人の死を悲しむ涙をいう語。また、漢の田横の門人が師の死を悲しんだ歌の中にこの語があったことから、葬送のときにうたう挽歌ばんかの意にも用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薤露」の意味・読み・例文・類語

かい‐ろ【薤露】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「薤」は「にら」で、その上に置く露がかわきやすく落ちやすいところから ) 人の世や命のはかないこと、人の死、またはそれを悲しむ涙などにいう。中国、漢代の田横が自殺したとき、その門人たちの悲しみの歌の中にこの語があったところから、葬送の時にうたう歌、すなわち挽歌の意にもいう。
    1. [初出の実例]「鳳掖栄華尽。為書卜兆通。向朝傷薤露。欲暮泣楊風」(出典文華秀麗集(818)中・奉和侍中翁主挽歌詞〈菅原清公〉)
    2. 「薤露の御車引く牛も力なし」(出典:雑俳・柳多留‐八六(1825))
    3. [その他の文献]〔古今注‐音楽〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む