薩陽落穂集(読み)さつようおちぼしゆう

日本歴史地名大系 「薩陽落穂集」の解説

薩陽落穂集(落穂集)
さつようおちぼしゆう

二冊 藤原(伊集院)兼喜著

成立 明和八年

写本 鹿児島県立図書館・東京大学史料編纂所

解説 序に大道寺友山著の「落穂集」に倣い書くことにし、明和五年兼喜七七歳の時に筆を起こしたとある。問に答える形式により記述され、上巻には鹿児島藩の職制および島津一族・浄光明寺住持廓然についての記述、下巻には島津家に伝わる犬追物について兼喜が幼少の時分より承伝したことの記述および鹿児島城下町の変化と人物に関する記述がある。

活字本 新薩藩叢書四

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android