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伊集院 いじゅういん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伊集院
いじゅういん

鹿児島県西部,日置市北東部の旧町域。薩摩半島北部に位置する。 1922年町制。 2005年東市来町,日吉町,吹上町と合体して日置市となる。中心地区の伊集院は,中世は伊集院氏の領地で,のち島津氏の直轄地となり,伊集院郷として地頭が支配した。明治以後は郡役所が置かれ,現在も官庁出先機関が多い。主産業は農業で,米作のほかチャ (茶) ,野菜,イチゴ,ミカンなどの栽培や畜産が行なわれる。島津義弘の武功や仁徳を偲んで鹿児島市から往復約 40kmを歩く妙円寺詣りで知られる徳重神社,フランシスコ・ザビエルの公式布教を初めて許した場所として有名な一宇治城跡などがある。

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大辞林 第三版の解説

いじゅういん【伊集院】

鹿児島県西部、日置市の地名。鹿児島市に接し、住宅地化が進む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊集院
いじゅういん

鹿児島県西部、日置(ひおき)郡にあった旧町名(伊集院町(ちょう))。現在は日置市の北東部を占める。旧伊集院町は1922年(大正11)町制施行。町名は律令(りつりょう)時代の倉院の名が地名化したもの。1956年(昭和31)下伊集院村の一部を編入。2005年(平成17)東市来(ひがしいちき)町、日吉(ひよし)町、吹上(ふきあげ)町と合併、市制施行して日置市となった。旧伊集院町は薩摩(さつま)半島北部に位置し、東シナ海に注ぐ神之(かみの)川中流にある小盆地で、周囲はシラス台地。中世、島津忠経(ただつね)が地頭となり、以来その子孫が伊集院氏を称し、一宇治(いちうじ)城を拠点とした。のち島津氏の直轄領となり、麓(ふもと)(外城(とじょう))が置かれた。明治以降、郡役所の所在地となり、現在も官公庁の出先機関が多い。交通の便がよく、鹿児島市に近いことからベッドタウン化が進展している。JR鹿児島本線が通り、枕崎(まくらざき)へのバスが発着する。鹿児島三大行事の一つである妙円寺詣(みょうえんじまい)りは、関ヶ原の戦いでの島津軍の奮戦の故事にちなみ毎年10月第4土・日に島津義弘(よしひろ)を祀(まつ)る徳重(とくしげ)神社で行われ、参拝客でにぎわう。[平岡昭利]
『『伊集院郷土史』(1976・伊集院町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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