日本歴史地名大系 「薬園跡」の解説 薬園跡やくえんあと 京都市:北区鷹ヶ峰薬園跡[現在地名]北区鷹峯藤林町御土居(おどい)内の北西隅にあった江戸幕府の薬園。「雍州府志」に「寛永年中、鷹峯相攸置薬園、南北二箇所、使和気氏并丹波氏両家医生二人各守一方」とあり、寛永年中(一六二四―四四)に開かれた。京都御役所向大概覚書には「医師儒者之事、附鷹峯御薬薗并御薬種献上之事」として、次のように記す。<資料は省略されています>すなわち敷地は東西八〇間、南北七〇間と広大で、六〇間四方の薬種畑、五〇間に一五間の中間屋敷、一〇間に一五間の小頭屋敷、二〇間四方の医家藤林の屋敷があったことが知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by