薬師山古墳(読み)やくしやまこふん

日本歴史地名大系 「薬師山古墳」の解説

薬師山古墳
やくしやまこふん

[現在地名]松江市西川津町 前菅田

松江低地を南に見下ろす低丘陵上にあった五世紀後半の古墳。大正一一年(一九二二)旧制松江高等学校の寄宿舎増築工事に際して発見され、教授・生徒らが発掘を行った。所在地は現在の島根大学教養二号館のある辺りと推定され、北東金崎きんざき古墳群のある丘陵とは谷を挟んで隣り合う丘陵上である。当時の記録などによると墳形は円墳で、埋葬施設は礫床をもつ箱形石棺であったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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