日本歴史地名大系 「藤六村」の解説 藤六村とうろくむら 石川県:金沢市旧河北郡地区藤六村[現在地名]金沢市藤六町朝(あさ)ヶ屋(や)村の南、浅野川右岸に位置。天文七年(一五三八)九月九日、幕府政所執事伊勢貞孝が本願寺証如に知行の保証を求めた幕府料所のうちに小豆沢(あずきざわ)と並んで「藤六」の名がみえ(天文日記)、同九年一一月本願寺内衆下間光頼が代官に補任されており(「伊勢貞孝代官職補任状案」蜷川家文書)、同一〇年三月に下間光頼は、必ず公用三五貫文を納入すると約している(「下間光頼請文案」同文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報