藤原宗忠邸跡(読み)ふじわらのむねただていあと

日本歴史地名大系 「藤原宗忠邸跡」の解説

藤原宗忠邸跡
ふじわらのむねただていあと

[現在地名]上京区京都御苑

平安末期の公卿で、藤原道長の玄孫右大臣藤原宗忠の邸宅跡。宗忠は「中右記」を著し、中御門宗忠とも称された。

「中右記」長治二年(一一〇五)二月二八日条に「今朝行向中御門富小路亭、初見之、令始造作、是五条烏丸地、相博土左入道頼仲了也、朝夕為勤公事、占此所、於上渡之故也」とあり、その位置は中御門富小路、現京都御苑内大宮おおみや御所南方にあたり、五条烏丸(現下京区)の土地を勤務の便宜上、上辺にある美濃源氏土佐入道頼仲の富小路邸と相博(交換)したことが知れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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