藤沢 古雪(読み)フジサワ コセツ

20世紀日本人名事典 「藤沢 古雪」の解説

藤沢 古雪
フジサワ コセツ

明治・大正期の劇作家



没年
(生没年不詳)

本名
藤沢 周次

経歴
明治34年ごろから小説を執筆。37年劇作に転じ、帝国文学に「かくれ蓑」を発表、次いで翻訳オルレアンの少女」出版、新小説に「地獄おとし」発表。40年「心の花」に「女だてら」、帝国文学に「おぼろ染」、太陽に「ぬぢけもの」発表。同年細川忠興の妻伽羅舎の自刃を描いた「がらしあ」1幕2場を出版した。川上貞奴の児童劇批評も書いたが、大正初期で筆を折っている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報