藤田四郎(読み)フジタ シロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「藤田四郎」の解説

藤田 四郎
フジタ シロウ


肩書
貴院議員(勅選),農商務省総務長官,日本火災保険社長

生年月日
文久1年6月18日(1861年)

出生地
越後国西蒲原郡弥彦村(新潟県)

学歴
東京帝大法科大学〔明治18年〕卒

経歴
外務省御用掛から外交官試補となり、明治20年オーストリア、ドイツ各公使館に勤務。23年逓相秘書官、24年ウィーンの万国郵便会議に出席。その後、逓信省参事官、農商務省参事官、特許局長、農務局長、水産局長、31年農商務次官を歴任し、同年ワシントンのオットセイ保護問題万国会議に出席。33年農商務省総務長官、34年勅選貴院議員。のち日本火災保険社長、台湾製糖取締役会長、絹糸紡績相談役、台南農林取締役会長、南国産業監査役を務めた。

受賞
正四位勲二等

没年月日
昭和9年1月9日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤田四郎」の解説

藤田四郎 ふじた-しろう

1861-1934 明治-昭和時代前期の官僚
文久元年6月18日生まれ。外務省参事官,逓信相・農商務相の秘書官などをへて,明治31年農商務次官。34年貴族院議員。また日本火災保険社長,台湾製糖会長などをつとめた。昭和9年1月9日死去。74歳。越後(えちご)(新潟県)出身。東京大学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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