20世紀日本人名事典 「藤田明」の解説
藤田 明
フジタ アキラ
昭和期の水球選手 日本オリンピック委員会名誉委員;元・日本水泳連盟会長;元・日本ゼオン専務。
- 生年
- 明治41(1908)年1月1日
- 没年
- 平成13(2001)年5月29日
- 出生地
- 広島県広島市
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学商学部〔昭和7年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 藍綬褒章〔昭和46年〕,勲三等瑞宝章〔昭和56年〕,オリンピックオーダー銀章〔昭和59年〕,朝日体育賞(昭61年度)〔昭和62年〕
- 経歴
- 大学時代に水球の日本代表選手として活躍。昭和7年ロサンゼルス五輪に日本代表チームの主将兼コーチとして出場、4位入賞。27年ヘルシンキ五輪では水泳総監督を務めた。48〜59年日本水泳連盟会長。この間、51年モントリオール五輪日本選手団副団長、57年ニューデリーアジア大会日本選手団長。日本水連とスイミングクラブの関係を改善し、ジュニア選手の育成に尽力した。一方、大学卒業後、横浜ゴムに入社。名古屋支店長、大阪支店長を経て、37年日本ゼオン常務、44年専務、47年関東ゴム加工社長を歴任した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報