コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

水球 すいきゅうwater polo

翻訳|water polo

8件 の用語解説(水球の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水球
すいきゅう
water polo

水の中で行なう球技。ウォーターポロともいう。7人編成の2チームが規定の競技プールで一定時間内に相手ゴールボールを入れ得点を競う。 1870年イギリスで始められた「水中フットボール」が前身。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

知恵蔵の解説

水球

英国で生まれたスポーツで、7人ずつ(うち1人はゴールキーパー)の2チームが水上で1つのボールを奪い合い、相手のゴールに投げ入れて、得点を競う。水域は30×20m(女子の試合は25×17m)、水深2.0m以上(女子も同様)。競技時間は正味8分間の1ピリオドを2分間の休憩をはさみ4ピリオド。ゲーム中は常に泳ぎ続け、ゴールキーパー以外は片手でプレーしなければならない。ボールを持ったプレーヤーにはタックルしてもよいが、蹴ったり、相手を水没させたりする悪質な反則は、相手チームにフリースローが与えられ、エクスクルージョン・ファウルとして、反則を犯したプレーヤーは退水となる(20秒間または得点がなされるまで)。自陣4m以内のエリアでの防御側による得点場面反則は、相手にペナルティースローが与えられる。女子の水球もシドニー五輪から正式種目になった。

(吉田章 筑波大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
知恵蔵について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

水球

1チーム7人(ゴールキーパー1人を含む)で相手ゴールにボールを入れて得点を競う。国体では少年男子のみ行われるコートは30メートル×20メートルで、両端には高さ90センチ、幅3メートルのゴールが浮かぶ。競技時間は1ピリオド8分を4回。水深は2メートルほど。選手たちは、平泳ぎのように旋回するキックを片足ずつ行い、立ち泳ぎをする。前後左右に泳ぎ回り、ジャンプしながらのシュートや水面にボールをバウンドさせて狙う。

(2015-09-05 朝日新聞 朝刊 和歌山全県・2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

デジタル大辞泉の解説

すい‐きゅう〔‐キウ〕【水球】

水泳競技の一。1チーム7名ずつのプレーヤーが、プール内で泳ぎながら相手のゴールの中にボールを投げ込み、その得点によって勝敗を競うゲーム。ウオーターポロ。 夏》「灯蛾(ひが)降れり―渦となりたたかふ/湘子」
水のたま。水滴。
「麦の穂の芒(のげ)に微細な―を宿して」〈長塚

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

水球【すいきゅう】

水上競技の一種。ウォーターポロwater polo。各7人(フォワード3,ハーフバック1,フルバック2,ゴールキーパー1)からなる2チームが対戦,プール内で革またはゴム製のボールを互いに相手ゴールに投げ入れて得点を競う。
→関連項目水泳

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

すいきゅう【水球】

水上競技の一種。ウォーターポロwater poloの訳。水上競技が泳ぐだけなのは単調だから,球技を織り交ぜた競技をしようという発想から,1869年イギリスで水中フットボールfootball in the waterが行われ,76年にはブルーネマウス競漕クラブが初めて試合を行った。初期には地域によってルールはさまざまであったが,スコットランドウィルソンWilliam Wilsonが定めたルールが一般に広がり,後の国際ルールの基礎となった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

すいきゅう【水球】

七名ずつの二チームが、プールに作られた競技場で泳ぎながらボールを敵のゴールに投げ入れて得点を争う競技。ウオーター-ポロ。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水球
すいきゅう

水泳競技の1種目で、オリンピックの正式種目。ウォーター・ポロwater poloの訳語。[平井顕吉]

沿革

1870年ごろルールの草案が考えられ始めたが、1876年、イギリスのバーマンス・ロウイング・クラブがルールを整備したので、一般にこの年を水球元年としている。その後、ヨーロッパ大陸に急速に普及し、1900年の第2回オリンピック・パリ大会で正式種目になった。日本では、1910年(明治43)ごろ慶応義塾大学が採用し、その後各大学に広まり急速に発展した。日本チームのオリンピック参加は、1932年(昭和7)のロサンゼルス大会が最初である。[平井顕吉]

現況

当初、ヨーロッパを中心に発展し、現在ではアメリカ、オーストラリアでも盛んになった。国際的な競技会としては、オリンピック、世界選手権、ワールドカップなどメイン・イベントが開かれているが、男子ではロシア、アメリカ、セルビア、モンテネグロ、ハンガリー、クロアチア、イタリア、ギリシア、スペインなどが世界の強豪といえる。そのほかオーストラリア、ルーマニア、ドイツなどがその一角をねらっている。
 また女子の水球が2000年のオリンピック・シドニー大会から正式種目になり男子と同様世界選手権、ワールドカップが行われている。女子の強豪国としてはオーストラリア、アメリカのほかオランダ、イタリア、カナダ、ロシア、ハンガリー、ギリシア、そして台頭著しい中国がある。[平井顕吉]

設備と用具

最小限、ボール1個と両チームを区別する帽子、幅3メートル、高さ90センチメートルの木枠さえあれば、プールでも川でも海でも遊ぶことができる。公式戦の場合には、両ゴールライン間が30メートル、幅が20メートル、水深2メートル以上のプールが競技場となる。女子は両ゴールライン間が25メートル、幅が20メートルとなっている。
 用具は、ボール7個、帽子各チーム13(レフェリーの認めた、赤色およびボールの色とは対照的な色。ゴールキーパーのみ赤)、ゴール1対(つい)、30秒計1対、8分計2個以上、記録用紙、セクレタリー用旗赤白青黄1組などが公式戦には必要になる。[平井顕吉]

競技方法

水球は、前述の競技場で各7人(フィールダー6人、ゴールキーパー1人)からなる二つのチームの間で、ボールを相手側ゴールにシュートして得点を争う競技である。各チームには6人の交代要員がおり、総勢13人で1チームが構成される。競技は正味各8分(1ピリオド)ずつ4回行い、第1ピリオドと第2ピリオドの間および第3ピリオドと第4ピリオドの間に2分間ずつの休み時間を置く。チームのサイド交代は第2ピリオドと第3ピリオドの休憩時に行い、その間の休み時間は5分とする。延長戦の際には、正味各3分間ずつ2ピリオド行い、サイド交替のとき2分間の休み時間が与えられる。延長戦最初の2ピリオドが終了し同点の場合、ペナルティーシュート戦を行う。各チームは競技時間中にタイムアウトを2回請求できる。
 ルール上禁止されている基本的なものとして、ゴールキーパー以外は片手でボールを扱わなければならない、ゴールキーパーは両手を使うこと、握りこぶしでボールを打つことが許されているが、ハーフラインを越えてプレーしてはならない、などがある。反則にはオーディナリーファウル、エクスクルージョンファウル、ペナルティーファウルがある。
(1)オーディナリーファウル 比較的軽い反則で、相手方にフリースローが与えられる。相手の自由な動作を妨げること、両手を同時にボールに触れること、プールの底に立ってプレーすること、フライングスタート、アンダーウォーター(タックルされたとき、ボールを水中に沈めること)、ハンドオフ(タックルしようとする相手を押すこと)などがある。またシュートすることなしにボールを30秒以上保有することはできない。
(2)エクスクルージョンファウル 違反者は退水となり、相手方にフリースローが与えられる。ボールを持っていない相手を、押さえ、沈め、引き戻し、あるいは殴る、けるの動作をすること、相手に与えられたフリースローに対する妨害などがある。これらの違反者は20秒の退水を命じられる。レフェリーに対する不服従や不行跡な行為に対しては、交代者ありの永久退水(試合時間中退水)が命じられる。また、乱暴なプレーや、悪意をもって相手を殴る、ける、あるいは殴ろう、けろうとする行為をブルータリティ行為といい、相手またはオフィシャルに対してこれを行った場合、競技中であれば、違反者は永久退水となり、相手方にペナルティースローが与えられる。プレー中断中、タイムアウト中などであれば、違反者は永久退水となるが、ペナルティースローは与えられない。
(3)ペナルティーファウル 相手方に5メートルライン上任意の地点からペナルティースローが与えられる反則。守備側が5メートルライン内で、ゴールを移動する、両手でシュートやパスのブロックをする、タックルされたときボールを水中に沈めるなど、それがなければ得点となると思われるような反則をした場合などがある。守備側が5メートルライン内で、相手を殴ったり、けったり、ブルータリティ行為を犯すなどした場合には、ペナルティースローに加え、違反者は永久退水となる。
 なお、前記エクスクルージョンファウル、ペナルティーファウルを犯した競技者にはパーソナルファウルが記録される。三つめのパーソナルファウルを科せられると、永久退水となる。
 また、ボールをサイドラインの外に出したときには相手方のフリースローとなり、ゴールラインの外に出したときは、攻撃側が出せば守備側のゴールスロー、守備側のゴールキーパーが出せば攻撃側のコーナースローになる。
 審判は2名で行われ、競技について絶対的権限をもっている。この2名の審判員のほか、2名のゴールジャッジがゴールラインの延長上にいる。
 このほかの役員として、正味競技時間と休憩時間、各チームのボールの継続保有の時間を計るタイムキーパー2名、競技者の退水時間を管理し、パーソナルファウルを記録・管理し、それを通知する任務をもつセクレタリーが2名いる。[平井顕吉]
『公益財団法人日本水泳連盟編・刊『水球競技ハンドブック』』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の水球の言及

【オフサイド】より

…サッカーやラグビーやアメリカン・フットボールなどのフットボール系統の競技や,ホッケーやアイスホッケーといったスティックを使う球技,それに水球などで,相手ゴール方向への行動を制約している規定。一般的にボール(アイスホッケーではパック)を支配保持していないプレーヤーが対象で,ボールよりも前方の,ルールに定められた侵入禁止地域やプレー禁止地域に位置すること,およびその地点でプレーする反則をいう。…

※「水球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone

水球の関連情報