藤長御厨(読み)ふじながのみくりや

日本歴史地名大系 「藤長御厨」の解説

藤長御厨
ふじながのみくりや

現長野市篠ノ井横田よこた方面一帯に立地。「神鳳鈔」には「藤長二宮御厨 三百四十五町 内宮布五十段、長日御幣日別二丈、外宮同前」とあり、内宮・外宮二宮領で、三四五町の広さを有していた。建久三年(一一九二)八月の皇太神宮建久已下古文書に

<資料は省略されています>

とあり、上分も多く、この頃相当に栄えた神領であった。

延元四年(一三三九)一〇月の神領給人引付に、外宮分として布五〇反、長日御幣代布日別二丈の神貢を果しているが、内宮分の神貢がみられない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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