藻掻き苦しむ(読み)もがきくるしむ

精選版 日本国語大辞典 「藻掻き苦しむ」の意味・読み・例文・類語

もがき‐くるし・む【踠苦・藻掻苦】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. もがくほどに苦しむ。苦しみのあまり手足をばたばたさせる。
    1. [初出の実例]「痛みの為めに藻掻(モガ)き苦しむその老人の後に引きそって」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)
  3. 実現のむずかしいことに苦しんで取り組む。
    1. [初出の実例]「金がなうてはどうもならぬハアスウハアスウ、ハアスウともがきくるしむ」(出典:松翁道話(1814‐46)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む