最新 地学事典 「藻構造」の解説
そうこうぞう
藻構造
algal structure
CaCO3を分泌する藻類によって細粒堆積物が捕捉・膠結されてできる有機堆積構造。一般に固着性の藻類はmm単位の葉理が光の来る方向に凸(geopetal structureの一つ)の層状,ドーム状,樹枝状などの構造をつくって石灰岩を構成する。先カンブリア時代に特徴的な渦巻石灰岩(collenia, stromatolite)はその典型例で,藻類の成長方向に対して高角度で切断された面にみられる構造を表した石灰岩である。一方,成因は同じように石灰藻に求められるが,海底を転動しながら同心球状葉理をつくる球体粒子のオンコイドは,coated grainsとして別に扱われており,rodolith石灰岩・石灰藻球(algal ball)石灰岩はその例。
執筆者:礒見 博・沖村 雄二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

