蘇迷盧(読み)ソメイロ

デジタル大辞泉 「蘇迷盧」の意味・読み・例文・類語

そめいろ【蘇迷盧】

《〈梵〉Sumeru音写須弥山しゅみせん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蘇迷盧」の意味・読み・例文・類語

そめいろ【蘇迷盧】

  1. ( [梵語] Sumeru の音訳 ) 仏教の世界説で、世界の中心にそびえ立つという高山。そめいろの山。須彌山(しゅみせん)
    1. [初出の実例]「即蘇迷盧山也。蘇者妙也、迷盧者高也、故曰妙高山也」(出典:秘蔵記(835頃か))
    2. 「そめいろの富士は浅黄に秋のくれ〈越人〉」(出典:俳諧・曠野(1689)員外)
    3. [その他の文献]〔釈氏要覧‐中〕

蘇迷盧の補助注記

「染色」の意にかけて用いることが多い。

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世界大百科事典(旧版)内の蘇迷盧の言及

【須弥山】より

…仏教の宇宙観に説かれる神話的な聖山。別名〈蘇迷盧(そめいろ)〉。須弥はサンスクリットのスメールSumeruの音訳。…

※「蘇迷盧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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