蘚蓋(読み)せんがい

精選版 日本国語大辞典 「蘚蓋」の意味・読み・例文・類語

せん‐がい【蘚蓋】

  1. 〘 名詞 〙 蘚類胞子嚢(のう)先端をおおっているふた状の器官胞子嚢が成熟すると自然に落ち、胞子がここから飛散する。単に蓋(ふた)ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「蘚蓋」の意味・わかりやすい解説

蘚蓋
せんがい

コケ植物うち、蘚類の蒴(さく)の先端にある器官で、さくの口を覆っている。単に、蓋(ふた)ともいい、その先はくちばし状に突起となることが多く、蒴が熟すと蓋は自然に脱落する。

[井上 浩]

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