精選版 日本国語大辞典 の解説 とら【虎】 と 見(み)て射(い)る矢(や)の石(いし)に立(た)つ ( 「漢書‐李広伝」に「広出猟、見二草中石一、以為レ虎而射レ之、中レ石没レ矢、視レ之石也、他日射レ之、終不レ能レ入矣」という故事から ) 一念をこめて行なえば何事もなし得るというたとえ。一念岩をも徹(とお)す。[初出の実例]「とらと見ている矢のいしにたつものをなどわがこひのとほらざるべき」(出典:曾我物語(南北朝頃)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例