虚子句集(読み)キョシクシュウ

デジタル大辞泉 「虚子句集」の意味・読み・例文・類語

きょしくしゅう〔キヨシクシフ〕【虚子句集】

高浜虚子句集。大正4年(1915)刊。自選および渡辺水巴の選による。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の虚子句集の言及

【俳句】より

…一方の伝統派は,俳句を〈花鳥諷詠〉と規定した高浜虚子に代表される。《虚子句集》(1928)の序によると,その〈花鳥諷詠〉とは四季の変化によって起こる自然界の現象,ならびにそれに伴う人事界の現象を諷詠することであり,俳句は古典的な季節詩ということになる。こうした俳句観は,評論《挨拶と滑稽》(1946)で俳句に〈滑稽〉〈挨拶〉〈即興〉の3要素を指摘した山本健吉などの理論に支えられている。…

※「虚子句集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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