虚子句集(読み)キョシクシュウ

デジタル大辞泉 「虚子句集」の意味・読み・例文・類語

きょしくしゅう〔キヨシクシフ〕【虚子句集】

高浜虚子句集。大正4年(1915)刊。自選および渡辺水巴の選による。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の虚子句集の言及

【俳句】より

…一方の伝統派は,俳句を〈花鳥諷詠〉と規定した高浜虚子に代表される。《虚子句集》(1928)の序によると,その〈花鳥諷詠〉とは四季の変化によって起こる自然界の現象,ならびにそれに伴う人事界の現象を諷詠することであり,俳句は古典的な季節詩ということになる。こうした俳句観は,評論《挨拶と滑稽》(1946)で俳句に〈滑稽〉〈挨拶〉〈即興〉の3要素を指摘した山本健吉などの理論に支えられている。…

※「虚子句集」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android