虫プロダクション

デジタル大辞泉プラス 「虫プロダクション」の解説

虫プロダクション

日本のアニメーション制作会社のひとつ。本社所在地は東京都練馬区。1961年設立の手塚治虫プロダクション動画部が起源。1962年、株式会社虫プロダクションとして正式に発足略称は「虫プロ」。設立当初は手塚治虫原作の作品のみを手がけていたが、のちに「あしたのジョー」など手塚以外の作品も制作するようになる。1960年代後半から経営が悪化。1973年8月、子会社の「虫プロ商事」が倒産し、同年11月に同社も倒産。その後、虫プロ商事の労働組合が中心となり、アニメーション制作と著作権管理を主な業務とする新会社として、新「虫プロダクション」を設立(1977年)。旧組織と区別するため、1973年に倒産した会社を「旧虫プロ」、1977年設立の会社を「新虫プロ」と呼ぶこともある。旧虫プロの代表作にテレビアニメ「ジャングル大帝」「リボン騎士」、新虫プロの代表作に劇場アニメ「北極のムーシカ・ミーシカ」などがある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android