日本歴史地名大系 「虫尾新田」の解説 虫尾新田むしおしんでん 兵庫県:三田市虫尾新田[現在地名]三田市大原(おおはら)大原村の北部域を占めた。有馬富士(ありまふじ)の南裾野は慶長年間(一五九六―一六一五)までは荒地であったが、万治年間(一六五八―六一)に三田町町人の竹屋忠右衛門・鑰屋安右衛門・干物屋権右衛門らが開墾を始め成立した新田という(有馬郡誌)。しかし郷帳類では江戸時代末まで大原村に含まれて高付された。ただし御領分御高付覚(九鬼家文書)には天保二年(一八三一)大原村より分村、虫尾新田高三一石余・免三ツとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by