蚕包(読み)かいこぐるみ

精選版 日本国語大辞典 「蚕包」の意味・読み・例文・類語

かいこ‐ぐるみかひこ‥【蚕包】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かいこ」は絹の意。絹でつつむ意から ) 絹物ばかり着て暮らすこと。ぜいたくな暮らしをいう。おかいこぐるみ。
    1. [初出の実例]「貧乏暮らしに倦(あ)いて蚕ぐるみにされる高原の方へ浅墓な心がなびいたのではないか」(出典:黄金部落(1947‐48)〈火野葦平〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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