蛇目蝶(読み)じゃのめちょう

精選版 日本国語大辞典 「蛇目蝶」の意味・読み・例文・類語

じゃのめ‐ちょう ‥テフ【蛇目蝶】

〘名〙
ジャノメチョウ科に属するチョウ総称。一般に、はねは地味な茶色系で、眼状紋を有する。多くは林間などの薄暗い場所を好む。ジャノメチョウ、ヒカゲチョウクロヒカゲなど。日本に三〇種いる。《季・春》
② ジャノメチョウ科のチョウ。はねを開くと、雌は約七センチメートル、雄は小さく約四センチメートル。雄は黒褐色、雌は暗灰褐色で、それぞれの前ばねに二個、うしろばねに一個の蛇の目状の眼状紋がある。夏に発生し、花や樹液に集まる。各地の草地にふつうにみられる。日本全土、朝鮮、中国などに分布する。〔日本昆虫学(1898)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「蛇目蝶」の解説

蛇目蝶 (ジャノメチョウ)

学名Minois dryas bipunctatus
動物。ジャノメチョウ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android