蛇穴村(読み)さらぎむら

日本歴史地名大系 「蛇穴村」の解説

蛇穴村
さらぎむら

[現在地名]御所市大字蛇穴

水越みずこし川・鎌田かまだ川が葛城川に合流する所、葛城川堤の東方に立地。東は玉手たまで村。応永二五年(一四一八)の吐田庄注進文(春日神社文書)に「三十四条六里 サラケ堂前」、「大和志」には「蛇穴さらけ一作佐羅気」とみえ、古くはサラケまたはサラゲと発音していたらしい。現高市郡明日香村大字豊浦とゆらにも小字蛇穴があり、蛇がトグロを巻き穴を作るような状態をサラキといった。サラキは新来さらきの義か。嘉永七年(一八五四)野口大明神縁起に次のような地名説話を載せている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android