蜘蛛手十文字(読み)くもでじゅうもんじ

精選版 日本国語大辞典 「蜘蛛手十文字」の意味・読み・例文・類語

くもで‐じゅうもんじ ‥ジフモンジ【蜘蛛手十文字】

〘名〙 四方八方に走りまわったり切りまわったりすること。「に」を伴って副詞的に用いる。
平家(13C前)九「木曾三百余騎、六千余騎が中を竪様(たてさま)横様、蜘手十文字に駈けわって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android