蝉口(読み)セミグチ

精選版 日本国語大辞典 「蝉口」の意味・読み・例文・類語

せみ‐ぐち【蝉口】

  1. 〘 名詞 〙 旗竿帆柱などの部分の名。竿の先端の、綱や紐の取りつけ口。
    1. [初出の実例]「其時景資が旗蝉口に鳩かけり舞しかば、八幡大菩薩御影向と憑敷憶ひ奉りけり」(出典:八幡愚童訓(類従所収)(1308‐18頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android