蝦手の木(読み)かえるでのき

精選版 日本国語大辞典 「蝦手の木」の意味・読み・例文・類語

かえるで‐の‐きかへるで‥【蝦手木・蛙手木・鶏冠木】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「かえるてのき」 ) 植物かえで(楓)」の古名
    1. [初出の実例]「野の北に、櫟(いちひ)、柴(くぬぎ)鶏頭樹(かへるでのき)比之木(ひのき)、往々(よりより)森々(いよよか)に自から山林(はやし)を成せり」(出典常陸風土記(717‐724頃)行方)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android