蝦手(読み)かえるで

精選版 日本国語大辞典 「蝦手」の意味・読み・例文・類語

かえる‐でかへる‥【蝦手・蛙手・鶏冠木】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「かえるて」 ) ( 葉の深くきれこんださまが蛙の手に似るところからいう ) =かえで(楓)
    1. [初出の実例]「吾がやどに黄葉(もみ)つ蝦手(かへるて)見るごとに妹をかけつつ恋ひぬ日はなし」(出典万葉集(8C後)八・一六二三)
    2. 「蛙手(カヘルデ)の木々の木ぬれは、秋さればもみづとを言へ」(出典:長塚節歌集(1917)〈長塚節〉明治三四年)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蝦手」の解説

蝦手 (カエデ・カエルデ)

植物。カエデ科カエデ属の落葉高木または低木総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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