蟄懐(読み)チッカイ

デジタル大辞泉 「蟄懐」の意味・読み・例文・類語

ちっ‐かい〔‐クワイ〕【×蟄懐】

心中の不満。
多年の―一朝に開くる事を得たり」〈太平記・一〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「蟄懐」の意味・読み・例文・類語

ちっ‐かい‥クヮイ【蟄懐】

  1. 〘 名詞 〙 心がふさいで鬱々(うつうつ)としていること。また、不平を抱いている心。
    1. [初出の実例]「源氏多年の蟄懐(チックヮイ)一朝に開る事を得たり」(出典:太平記(14C後)一〇)

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