蟠結(読み)はんけつ

精選版 日本国語大辞典 「蟠結」の意味・読み・例文・類語

はん‐けつ【蟠結】

  1. 〘 名詞 〙 わだかまって解けがたく結ばれていること。また、わだかまってかたまること。盤結。
    1. [初出の実例]「昔者鎌倉時、既巳鋤平泉藤氏百年蟠結之患、而俾葛西往監」(出典:徂徠集(1735‐40)一三・会津大夫西郷君徜徉亭記)
    2. [その他の文献]〔沈約‐八咏〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蟠結」の読み・字形・画数・意味

【蟠結】はんけつ

まといあう。盤結。宋・軾〔孫老、墨を寄す、四首、三〕詩 窓、硯を洗うて坐し 蛇蚓、稍(やや)蟠結す (すなは)ち好事の人り 門を敲(たた)きて帖を求む

字通「蟠」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android