血の涙(読み)チノナミダ

デジタル大辞泉 「血の涙」の意味・読み・例文・類語

ち‐の‐なみだ【血の涙】

怒りや悲しみのあまりあふれ出る涙。血涙けつるい。「堪えがたい苦しみに血の涙を流す」
[類語]血涙紅涙悲涙暗涙涕涙

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精選版 日本国語大辞典 「血の涙」の意味・読み・例文・類語

ち【血】 の 涙(なみだ)

  1. ふつうの涙では表現しきれない、度を超した悲しみ、いきどおりに流す涙をいう。血涙(けつるい)
    1. [初出の実例]「朝に飢ゑたる子を視、血の涙を流し泣き」(出典:日本霊異記(810‐824)中)

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世界大百科事典(旧版)内の血の涙の言及

【李人稙】より

…旧韓国政府留学生として日本に渡り政治学,法律学をまなぶ。帰国後1906年《万歳報》主筆となり同誌に《血の涙》を連載,07年には《大韓新聞》を創刊し社長に就任した。彼は個人的に李完用に近く,小説中にも日本への過大な期待が溢れている。…

※「血の涙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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