悲涙(読み)ヒルイ

精選版 日本国語大辞典 「悲涙」の意味・読み・例文・類語

ひ‐るい【悲涙】

  1. 〘 名詞 〙 悲しみのあまりに流す涙。悲しみの涙。
    1. [初出の実例]「辺声四面起、悲涙数行流」(出典:凌雲集(814)被別豊後藤太守〈淡海福良満〉)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐悲従弟仲徳詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「悲涙」の読み・字形・画数・意味

【悲涙】ひるい

悲しみの涙。晋・陶潜〔従弟仲徳を悲しむ〕詩 哀を銜(ふく)んで宅を(よぎ)る 悲心に應じて零(お)つ 借問(しやもん)す、誰が爲にか悲しむと 懷(おも)ふ人は九冥(九泉)に在り

字通「悲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android