血沼壮士(読み)ちぬおとこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「血沼壮士」の解説

血沼壮士 ちぬおとこ

妻争い伝説人物
摂津菟原(うはら)郡(兵庫県)にすむ菟原処女(うないおとめ)を菟原壮士(うないおとこ)とあらそう。ふたりの求愛になやんで自殺した処女のあとを追って,ふたりとも死んだという。「万葉集」の大伴家持(おおともの-やかもち),高橋虫麻呂の歌などに登場する。智弩(ちぬ)壮士ともかき,小竹田丁子(しのだおとこ)ともいう。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android