血潮・血汐(読み)ちしお

精選版 日本国語大辞典 「血潮・血汐」の意味・読み・例文・類語

ち‐しお ‥しほ【血潮・血汐】

〘名〙
① 潮のように流れ出る血。ほとばしり出る血。鮮血。
太平記(14C後)一七「裏面五重を懸ず射徹して、矢さき三寸計ちしほに染て出たりければ」
体内を潮のように流れる血。燃えるような激しい感情情熱などのたとえにも用いる。
みだれ髪(1901)〈与謝野晶子臙脂紫「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」

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