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みだれ髪 みだれがみ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

みだれ髪
みだれがみ

与謝野晶子の歌集。 1901年刊。 399首の歌は『明星』所載のものを中心に選ばれ,多くは師与謝野鉄幹との恋愛の過程で生み出された。奔放な情熱や夢幻的な空想に富む歌集で,本能の全面的肯定による恋愛賛美が,豊富な語彙,清新な調べで大胆率直にうたわれている。

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デジタル大辞泉の解説

みだれがみ【みだれ髪】[書名]

与謝野晶子の第1歌集。明治34年(1901)刊。奔放な情熱を歌い上げ、明治浪漫主義に大きな影響を与えた。

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百科事典マイペディアの解説

みだれ髪【みだれがみ】

与謝野晶子の第一歌集。1901年,鳳晶子の名で刊行。《明星》に発表した歌を中心に6章399首を収める。和歌革新の叫びをあげた与謝野鉄幹に導かれ,激しい情熱と大胆な官能的表現で歌いあげた奔放華麗な恋愛歌は世の視聴を集め,新詩社浪漫主義運動をも大きく推し進めた。

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世界大百科事典 第2版の解説

みだれがみ【みだれ髪】

与謝野晶子の第1歌集。1901年(明治34),東京新詩社,伊藤文友館刊。1900,01年の《明星》発表作を中心に399首を収録。郷里堺市から上京後,鳳(ほう)晶子の旧姓で刊行された。与謝野寛(鉄幹)との激しい恋愛体験が基盤となった,いわば青春歌集である。古い伝統の色濃い時期に,大胆な官能的表現で肉体の美を誇示し,自我の解放を唱えた趣の歌が多く,毀誉さまざまの世評を呼んだ。藤島武二の華麗な装丁・挿画も内容にふさわしい。

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大辞林 第三版の解説

みだれがみ【みだれ髪】

歌集。与謝野晶子作。1901年(明治34)刊。第一歌集。夫鉄幹との恋愛を人間本能の全面的肯定を基盤として官能的に歌い、「明星」派の黄金時代を現出した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

みだれ髪
みだれがみ

与謝野晶子(よさのあきこ)の第一歌集。1901年(明治34)8月東京新詩社より旧名鳳(ほう)晶子の名で刊行された。晶子が堺(さかい)の生家を出奔して東京の与謝野寛(ひろし)のもとに身を寄せてから、わずか3か月ののちに出版。収録作品399首のうち100余首は書き下ろし作品である。「なにとなく君に待たるるここちして出(い)でし花野の夕月夜かな」のような甘美な初々しさをもつとともに、「春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ」などの奔放な情熱のあふれに任せた、官能的な世界を含みもつ華麗な作品は、上田敏(びん)いうところの「斬新(ざんしん)の声調、奇抜の思想」をもって新時代を実感させる衝撃力をもっていた。背景に近世の蕪村(ぶそん)の句や、島崎藤村(とうそん)、薄田泣菫(すすきだきゅうきん)の詩の影響も認められるが、いわば晶子が本来親しんできた王朝的優美に、近世の絵画性や西欧の浪漫(ろうまん)精神をあわせた新鮮さをもっていたといえる。これによって『明星』の作風の基調は確立し、近代短歌の一大源流をなした。[馬場あき子]
『『みだれ髪』(角川文庫) ▽『与謝野晶子歌集』(岩波文庫・旺文社文庫)』

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