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行動環境(読み)こうどうかんきょう

精選版 日本国語大辞典 「行動環境」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐かんきょうカウドウクヮンキャウ【行動環境】

  1. 〘 名詞 〙 心理的環境のこと。遠隔のものでも身近に意識されたり、身近に起こっていても心理的な視野に入ってこなかったりするように、行動は物理的環境に対応して起こるのではなく、主観的、内的環境に対応して展開されることからいう。ドイツの心理学者コフカによる用語。行動的環境。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の行動環境の言及

【環境】より

…(2)行動・機能別の環境 主体別環境について,次に問題になるのは主体が知覚し認知している部分(認知環境,知覚環境)と,知覚の有無にかかわらず実際に作用している環境(実質環境)との区別である。主体は,環境を知覚し,判断し,ある欲望に促されて行動を起こすが,その行動に対応する環境は行動環境behavioral environmentと呼ばれる。認知環境や行動環境について論じる際に注意すべきことは,それらが主体側の内的イメージを意味する認知環境像,行動環境像であるのか,それともそれらに対応する外的存在をさす認知環境,行動環境であるのか,はっきりさせることである。…

※「行動環境」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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