…(2)行動・機能別の環境 主体別環境について,次に問題になるのは主体が知覚し認知している部分(認知環境,知覚環境)と,知覚の有無にかかわらず実際に作用している環境(実質環境)との区別である。主体は,環境を知覚し,判断し,ある欲望に促されて行動を起こすが,その行動に対応する環境は行動環境behavioral environmentと呼ばれる。認知環境や行動環境について論じる際に注意すべきことは,それらが主体側の内的イメージを意味する認知環境像,行動環境像であるのか,それともそれらに対応する外的存在をさす認知環境,行動環境であるのか,はっきりさせることである。…
※「行動環境」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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