行暮れる(読み)ユキクレル

デジタル大辞泉 「行暮れる」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐く・れる【行(き)暮れる】

[動ラ下一][文]ゆきく・る[ラ下二]歩いているうちに日が暮れる。目的地に行く途中で日が暮れる。「道に迷って―・れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「行暮れる」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐く・れる【行暮】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ゆきく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 歩き続けていくうちに、日が暮れる。行く途中で、日が暮れる。
    1. [初出の実例]「思ふどちそこともしらず行暮ぬ花の宿かせ野べのうぐひす〈藤原家隆〉」(出典:新古今和歌集(1205)春上・八二)
  3. 暮らしの方途が立たなくなる。
    1. [初出の実例]「師匠の女だった歌子が、行き暮れていたときに」(出典:変容(1967‐68)〈伊藤整〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android