衣巻省三(読み)キヌマキ セイゾウ

20世紀日本人名事典 「衣巻省三」の解説

衣巻 省三
キヌマキ セイゾウ

大正・昭和期の詩人,小説家



生年
明治33(1900)年2月25日

没年
昭和53(1978)年8月14日

出生地
兵庫県朝来郡粟鹿村村柴

学歴〔年〕
早稲田大学英文科中退

経歴
佐藤春夫門下生として、大正13年「春のさきがけ」を発表。のち「文芸レビュー」などに参加し、昭和9年から10年にかけて発表した「けしかけられた男」が第1回芥川賞候補作品となった。詩集に「こわれた街」「足風琴」、小説集に「パラピン聖女」「黄昏学校」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「衣巻省三」の解説

衣巻省三 きぬまき-せいぞう

1900-1978 大正-昭和時代の詩人,小説家。
明治33年2月25日生まれ。関西学院中学時代,同級生の稲垣足穂(たるほ)とふたりで佐藤春夫の門に出入りする。大正13年詩「春のさきがけ」「銀の小魚」を発表。昭和10年小説「けしかけられた男」で第1回芥川賞候補となる。昭和53年8月14日死去。78歳。兵庫県出身。早大中退。詩集に「こわれた街」「足風琴」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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