衣紐(読み)ころもひも

精選版 日本国語大辞典 「衣紐」の意味・読み・例文・類語

ころも‐ひも【衣紐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 衣服とそれを結ぶ帯・紐の総称。身につけた衣服。
    1. [初出の実例]「天稚彦の親(ちちはは)(うから)妻子(からこ)皆謂(をほ)はく、『吾が君(しなき)は猶(なを)(ま)しましけり』といひて、則ち衣帯(コロモヒモ)に攀(よ)ち牽(かか)り、且(かつ)(よろこ)び且慟(まと)ふ」(出典:日本書紀(720)神代下(水戸本訓))
  3. 下裳(したも)や下袴(したばかま)の紐。下紐(したひも)
  4. 着物の胴の両側またはうしろに縫いつけてあって、着物の左右を結び合わせるひも。付紐(つけひも)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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