衣裓(読み)えこく

精選版 日本国語大辞典 「衣裓」の意味・読み・例文・類語

え‐こく【衣裓】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「裓」は、えりまたはすその意 ) 仏語。花を盛るうつわ。一説に、衣の前衿(まええり)のこと。
    1. [初出の実例]「衣裓盛花兼貝葉、軍持濾水掛紗嚢」(出典:蕉堅藁(1403)送人之相陽)
    2. [その他の文献]〔法華経‐化城喩品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の衣裓の言及

【華籠】より

…花籠とも書く。宗派により〈はなご〉とも〈けろう〉とも読み,また〈衣裓(えこく)〉とも称する。花皿(はなざら)というのは俗称。…

※「衣裓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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