表面安定化(読み)ひょうめんあんていか(その他表記)surface passivation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「表面安定化」の意味・わかりやすい解説

表面安定化
ひょうめんあんていか
surface passivation

表面不活性化,サーフェス・パッシベーションあるいは単にパッシベーションともいう。トランジスタダイオードなどの半導体素子の表面を二酸化シリコンなどの被膜でおおい,外気から遮断することにより素子の表面を安定化すること。これにより動作特性などの劣化を防ぐ。半導体素子の表面,特にp-n接合部の表面は付着した微量湿気不純物により状態が変化し,逆方向漏れ電流の増大,逆耐圧低下雑音の発生などの劣化が生じる。表面安定化でこれを防ぐとともに,プレーナ型素子などの製作では選択拡散技術と組合わされて表面安定化の工程が行われており,製作工程中のさまざまな汚れの影響を取除き,歩留り (良品率) もよくする。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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