半導体素子(読み)ハンドウタイソシ(その他表記)semiconductor device

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「半導体素子」の意味・わかりやすい解説

半導体素子
はんどうたいそし
semiconductor device

半導体を素材としてつくられた回路素子。材料としては,シリコン (→ケイ素 ) やゲルマニウムのほかに,ヒ化ガリウムリン化ガリウム硫化カドミウムなどの化合物も用いられている。これらの半導体には性質のうえからn型,p型,真性の別があり,それらを単体で,またはいくつかを互いに接合して素子とする。ダイオードサイリスタなど整流性を示すもの,トランジスタのように増幅作用を示すものをはじめとして,光や放射線を検出するもの,温度に感じるもの,磁界圧力に敏感なものなど種々の特性のものがあり,各方面で使われている。

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化学辞典 第2版 「半導体素子」の解説

半導体素子
ハンドウタイソシ
semiconductor device

電気あるいは電子工業で用いられる部品(素子)のうち,半導体を用いてつくられるもの.このうちとくに重要なものは,トランジスター,ダイオードなどである.これらの出現によって,従来真空管によって構成されていた電子回路が大幅に小型化され,大型電子計算機や宇宙飛行が可能になったといっても過言ではない.半導体素子としては,このほか,光に感応する光電池光伝導体,熱に感応する熱電素子サーミスター,磁場に感応する磁電素子などがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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