衽形(読み)おくびなり

精選版 日本国語大辞典 「衽形」の意味・読み・例文・類語

おくび‐なり【衽形】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =おくみなり(衽形)
    1. [初出の実例]「有明の山に入江のおくひ形り〈支考〉 寺は木の間に鐘のきこゆる〈芦本〉」(出典:俳諧・三疋猿(1704)花見ざる)

おくみ‐なり【衽形・袵形】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 衽先のように斜めになった形。また、そのようなさま。おくびなり。
    1. [初出の実例]「川柳が所謂居候おくみなりの餠を食ふ」(出典:洒落本・客衆一華表(1789‐1801頃)叙)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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