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裁定価格理論 さいていかかくりろんArbitrage Pricing Theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

裁定価格理論
さいていかかくりろん
Arbitrage Pricing Theory

イェール大学の S.ロスが考案したリスク証券の価格モデルのこと。株式のようなリスク証券の投資収益率は,利子率に,複数の経済的ファクターと結び付いたリスク・プレミアムを加えたものと等しくなるというもの。たとえばロールとロスの研究報告では,ニューヨーク証券取引所に上場されている普通株の投資収益率を規定する経済的ファクターとして,(1) インフレーション,(2) 鉱工業生産の水準,(3) 上級債と下級債の収益率の差,(4) 利子率の期間構造の勾配の4つをあげている。同様の実証分析によると,東京証券取引所上場の普通株の投資収益率を規定するファクターは,長期的な実物経済要因と短期的な金融要因の2つとなっている。

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