利子率(読み)りしりつ

世界大百科事典 第2版の解説

りしりつ【利子率 rate of interest】

資金の提供者に対する報酬である利子の元本に対する割合。
[利子率決定の理論]
 利子率決定の理論は二つの基本的に異なる学説に大別される。一つは実物利子理論と呼ばれる学説であり,利子率決定のメカニズムを貨幣を含まない経済の実物的構造によって説明しようとするものである。他の一つは貨幣利子理論と呼ばれる学説であり,この学説によれば利子率の決定は経済における貨幣の需要,供給の関係と本質的にかかわっているのである。

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精選版 日本国語大辞典の解説

りし‐りつ【利子率】

〘名〙 貸付資本に対する利子の比率。利率。
※現代経済を考える(1973)〈伊東光晴〉V「もしも利子率が高くなるならば、資金コストは高くなる」

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世界大百科事典内の利子率の言及

【インフレーション】より

…1970年代において欧米諸国に共通してインフレ率が高かった理由のひとつは,政策目標として失業率を重視し,結果的に自然失業率より低い失業率を選択したことによるのではないか,との見解が成り立つわけである。
【インフレと利子率】
 インフレが進行すると銀行預金や債券等の貨幣表示の金融資産の実質価値は低下する。そこで金融資産保有者の立場からは,受け取った利子からインフレによる資産価値の低下を差し引いたものが,実質的な資産価値の増加となる。…

【貸付資金説】より

…利子率が資金の需要と供給とによって決定されるとする学説。資金市場においては,貨幣の貸付資金の供給源として貯蓄と新たな信用創造があるのに対して,需要源としては投資と貨幣残高に対する需要の増加(貨幣残高をとりくずすときには貨幣残高の純減が供給源となる)とがある。…

【資本】より


[資本と利子]
 資本概念と密接に結びついて利子の問題がある。利子は貨幣の貸付けに対する収益であり,利子率は収益率である。また見方を変えれば現在の貨幣と将来の貨幣のあいだの交換比率を表しているともいえる。…

※「利子率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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