知恵蔵mini 「複十字シール運動」の解説 複十字シール運動 結核など呼吸器疾患の予防を目的に行われている世界的募金・啓発運動。各国機関(日本では公益財団法人結核予防会)に募金すると「複十字シール」が貰え、各自がシールを使うことにより結核予防に対する意識が広まることを意図している。1904年、結核診療所を作る資金を集めるためのクリスマスシールとしてデンマークで始められ、07年には米国でも運動が始まり国家的事業として広まった。日本では52年に初めて複十字シールが作られ、以後毎年新しいデザインのものが使われている。また、日本での運動50周年を記念して2001年に複十字シール運動キャラクター「シールぼうや」が誕生した。14年度の国内募金額は約2億4230万円。15年時点で、同運動が行われている国は約80か国にのぼる。 (2015-9-3) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by