褻衣を（読み）ケゴロモヲ

デジタル大辞泉「褻衣を」の意味・読み・例文・類語

［枕］着古したふだん着を、洗うために解く意から、「解き」と同音の「時」にかかる。
「―時かたまけて出でましし」〈万・一九一〉

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枕着古したふだん着を洗うために解くというところから、動詞「解く」の連用形「解き」と同音の「時」にかかる。

※万葉（８Ｃ後）二・一九一「毛許呂裳遠(けコロモヲ)時かたまけて幸(いでま)しし宇陀の大野は思ほえむかも」

[補注]かかり方について、「常時着る着物」の「常時」から「時」にかかるとする説もある。

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