襤褸市(読み)ボロイチ

デジタル大辞泉 「襤褸市」の意味・読み・例文・類語

ぼろ‐いち【襤褸市】

古着古物近在の人々が持ち寄って売買する市。

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精選版 日本国語大辞典 「襤褸市」の意味・読み・例文・類語

ぼろ‐いち【襤褸市】

  1. 〘 名詞 〙 農具、日用雑貨などを売買する市場。特に、世田谷区上町(かみまち)の代官屋敷跡の通りで行なわれるものが有名。古く、わらじに編み込むぼろ切れを売ったところからいう。
    1. [初出の実例]「その光景は文字通りの襤褸市(ボロイチ)を展開し」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉特殊街)

襤褸市の補助注記

俳句では、世田谷ぼろ市をさして、冬の季語として用いる。

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